VWアルテオン フロントドア下プレスラインのデントリペア
今回はフォルクスワーゲーン アルテオンのデントリペア例をご紹介
今回はアルテオンの左フロントドアに出来てしまった大きめな歪みを伴うヘコミ修理例です。
『パネルの延び』や『ヘミング折れ』など、少し修復(ラインボード対応のきれいな修理)が厳しい部分がありますが、鈑金塗装をせずに可能な限りキレイに直したいとのご要望にお応えしていざ修理スタートです。
フォルクスワーゲン アルテオンのデントリペア

ヘコミの位置を確認

今回修理するヘコミの位置は左フロントドアの後部下。
40cm以上の大きめな歪みを伴うヘコミとデッパリとヘミング折れの修正になります。
ヘミング折れとは
度々出てくる『ヘミング折れ』という表現ですが、イメージ図で少しご説明します。

上図のように、パネル端のヘミング近くのパネルが赤線のように凹む事によって、赤丸部分に折れが発生します。
この部分の折れを『ヘミング折れ』と呼んでいます。
このヘミング近くに出来てしまった折れは、キレイに復元できる場合と違和感が残る場合があります。
今回は違和感が残る可能性が高いですが、可能な限りキレイにとのことでラインボードの基準を映しながら細部まで極力キレイに修正していきます。
デントリペア前のヘコミ確認
景色で確認

景色での確認。
あまり激しく凹んでいないように見えがちですが、プレスラインを前後に30cm~40cmほど押し潰された形跡と、その周りに様々な違和感が映り込みます。
ライトの光で確認

ライトの光で確認。パネルのヘコミやヘミング部分の折れ等の激しい変形部分はしっかりと確認できます。
一方、はっきりした基準が映らない部分は、歪み等の緩やかな変形を把握しにくいという欠点もあります。
当店では、景色やライトで確認できるものはしっかり修正して、それだけでは判別できない細部はラインボードの基準を映してより元通りに近い状態に修正していきます。
ラインボードで確認

ラインボードの基準を映して確認。ヘコミやデッパリや折れ等の激しい変形部分はもちろん、景色やライトの光では把握が困難だったパネルの歪みなども線の太さや間隔の違いで細部まで確認していきます。
デントリペア後の仕上がり確認
景色で確認

景色の映り込みはここまでスッキリとしました。ヘミング折れの影響は一部残りますが、ヘコミとデッパリ・パネルの延び・歪みなどを極限まで取り除いてスッキリした景色の映り込みになりました。
ライトの光で確認

ライトの光で確認。 修理前に歪んで映っていたライトの光も違和感が全くわからない状態になりました。
ラインボードで確認

ラインボードの基準を映して確認。ドア後端のヘミング部分の線の映り込みに少し違和感が残りますが、それ以外は線の太さや間隔などがキレイにそろって映り込み完成です。
今回のヘミング折れ跡はこんな感じになります。

ドア後端から2cmぐらいのところに縦筋が入ったように折れによる跡が残りますが、折れて飛び出ていた部分はかなりフラットな状態に戻りました。
デントリペアで広範囲な損傷をラインボード対応の仕上がりにすることは大変ですが、お客様にもラインボードで確認をしていただき、お喜びいただけて何よりです。
ご依頼ご来店まことにありがとうございました。
